夏休みの自由研究選びに困っていませんか?
最近は自由研究は必須ではないところもあるようですが、親としては何かに取り組んで欲しいですよね。楽しくできれば最高です。
我が家の小学3年生男子たっくんは、昔からの定番「牛乳パックからはがきを作る(手すきはがき)」にチャレンジしました。
お友だちも一緒に楽しくできましたよ!
- 小学生のお子さんの夏休みの自由研究が決まっていない
- 手軽な材料で、1~2日くらいでさくっと終わらせたい
- 自由研究が終わっていない友だちと一緒に楽しみながら終わらせたい
大人の手伝いが必要な部分はありますが、延べ2日もあれば終わります。
水遊び感覚で楽しくできる紙漉き、オススメですよ!
手すきはがき:準備編
材料と道具を準備していこう!
手すきはがきの材料
材料は次の2つだけ。
- 牛乳パック(1Lの牛乳パック1個につきはがきサイズの紙が2、3枚ができます)
- 水
難しい物はなにもありません。
牛乳パックでなくても、裏が白ければジュースのパックでも大丈夫です。
洗って切り広げ、乾かしておきましょう。
準備する道具
- フォトフレーム×2 (100均でOK)
- フォトフレームより一回り大きい網 ×3~4枚 (網戸の網を切ったものが使いやすい)
- 両面テープ (できれば粘着力の強い物。一般用では弱すぎました)
- はさみ (牛乳パックを切ります)
- 鍋
- 中性洗剤
- ミキサー (なければ、空ペットボトルとビー玉数個)
- 紙をすくための水をいれる大きめの容器
- 割り箸
- 下じき 1枚(普段学校で使っているものでOK)
- 新聞紙
- タオル×2
- アイロン (なければ自然乾燥で)
フォトフレームは100均のもので大丈夫です。同じものを2つ用意して下さい。
我が家では中性洗剤は、衣料用の中性洗剤を使いました。食器洗剤や住居用洗剤でも中性ならば大丈夫です。
お鍋に入れるので、各家庭で抵抗感がないものにして下さい。
一番準備しにくい網は、ホームセンターで購入しました。
ネットでも購入可能です。
近くにお店がなくて、急いでいるときはネット購入に限りますね。
手すきはがき:作り方編
詳しい手順を説明するよ!
手すきはがきの作り方概要
大まかな手順は次の通り。
- 牛乳パックの下準備 (前日の夜に)
- 紙すきの道具を作る
- パルプ液を作る
- 紙をすく
- 水を切る
- 乾燥させる
手順1. 牛乳パックの下準備(前の日の夜に)
下準備です。この手順は前の日の夜にやっておいて下さい。
切る部分はお子さんにやってもらい、煮る部分は大人と一緒にやりましょう。
①牛乳パックの紙が重なっている部分を取り除き、なべに入る大きさに切ります。
②牛乳パックをなべに入れ、牛乳パックが隠れるくらい水を入れます。
③水1リットルに対して中性洗剤小さじ2を入れます
④なべを火にかけて中火でふっとうさせた後、弱火で30〜1時間くらい煮ます
⑤火を止めて半日〜一晩置いておきます
手順2. 紙すきの道具を作る
この手順は、お友だちとやるなら紙をすく日に。
事前に済ませておきたいならば前日にやっておいても大丈夫です。
①フォトフレームの枠以外の部分を取り外します(枠以外は使いません)
②片方のフォトフレームに両面テープで網を貼り付けておきます
手順3. パルプ液を作る
紙の材料となるパルプ液を作っていきますよ。
① 牛乳パックの表と裏の両方のフィルムを剥がします。
中性洗剤で煮たことで、するする剥がれていきます。
② 水で洗います。
③ 紙を細かくちぎります。
④ ちぎった紙と水500mlをミキサーに入れて、1分間ミキサーを回します。(ここは大人と一緒に!)
ミキサーがなければ、空きペットボトルにビー玉と一緒に入れてたくさん振ってもできるよ
⑤ドロドロの液体ができます。この液体をパルプ液といいます。
手順4. 紙をすく
いよいよ、紙をすいていきましょう。
紙をすき始めるとかなりバタバタするので、事前に下記を1つのテーブルのすぐ手の届く場所に準備しておいて下さい。
- フォトフレームで作った紙すきの道具
- 紙をすくための大きな容器
- 割り箸
- ②の隣に、新聞紙とタオルを重ねたもの
- ③とは別に新聞とタオル
- 下じき
- 紙すきの道具以外の網を2枚
①の紙すきの道具は、下図の順番で重ねます。
さて始めましょう。
①大きな容器に紙すきの道具を入れ網が浸るくらいの水を入れます
②パルプ液を紙すきの道具に入れます
ここは紙すき道具をおさえておく人と、パルプ液を入れる人の2人いると確実です。
③パルプ液のすきまがないように、かたよりがないように、あみが隠れるように調整します
割り張りでツンツンしていきましょう
手順5. 水を切る
水を切っていきます。
①水からすくい上げ、斜めに傾けて水切りをします
②上のフォトフレームを外してあみと下じきを置き、下じきを押して水を絞ります。
※この写真は、両面テープが外れて下の網が緩んでしまっています。
③ ひっくり返して上のフォトフレームと網を外し、下じきから滑らせてタオルの上に移動させます
④ 上から新しい網、タオル、新聞紙の順に置き、上から押して水を絞り出します
パルプ液がなくなるまで、「手順4. 紙をすく」「手順5. 水を切る」を繰り返して下さい!
お友だちと一緒に「ひっくり返すからタオルよろしくなー」とか、「お前水切るの上手いなぁ」とか、声を掛け合い協力しながら楽しくできました。
手順6. 乾燥させる
最後はアイロンで、乾燥をさせて完成です。アイロンは親がかけました。
今回はお友だちに持って帰ってもらうために早く仕上がるアイロンにしましたが、自然乾燥でもいいし、窓に貼り付けておいてもよいです。
自然乾燥の場合は、重しをしてください。丸まってしまいます。
アイロンをかけると、少し茶色くなりました(写真だとわからない程度)。
牛乳パック2本分で、6枚できました。お友だちと仲良く3枚ずつに分けましたよ。
どんどん上達して、より四角く、より薄く出来ていく様子が面白かったです。
まとめ:夏休みの自由研究に手すきはがきはオススメ!
小3の息子の夏休みの自由研究に、牛乳パックから手すきはがきを作成しました。
道具の調達と紙パックをふやかしておくという下準備さえ前もって済ませておけば、お友だちと一緒に協力しながら楽しく作成することができます。
後日一緒に作ったお友だちから、作ったハガキに郵便切手が貼られてお手紙が届きました。たっくんは大喜び。
紙すきは水遊び感覚で、暑い夏にはぴったりです。
自由研究として提出する場合は、作成手順や感想をまとめてレポートにしても良いですね。
高学年だったら、一般的な紙の作り方や紙のリサイクルの研究につなげるのはいかがでしょう。
レポートでそれぞれ個性を出せば、紙作りはお友だちと一緒で問題ありません。
パルプ液に色をつけたり、ラメを入れたり、アレンジも試してみてください。
紙が上手にできて嬉しい!
頑張ってレポートも書くぞー-!!
夏の思い出に自分だけの手すきはがき!楽しいのでぜひ作ってみて下さいね。
参考サイト:日本製紙連合会さま
今回参考にさせていただいたのは、「日本製紙連合会」さまの下記の動画です。ありがとうございました!!
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