2024年10月12日、WordPress.orgのプラグインACF(Advanced Custom Fields)を、WordPressの管理画面から更新するとSCF(Secure Custom Fields)に変わってしまうようになりました。
WP Engineが開発していたACFでしたが、SCFに変更になると所有者がWordPress.orgとなっています。
原因は、WordPress.orgとWP Engineの間で起こっているトラブル。トラブルのせいでプラグインの乗っ取りのような状況となっているわけですが、揉め事の詳細についてはここでは割愛します。
本記事では、SCF プラグインをWP Engineが開発していたACFプラグインに戻したい方のために、その方法を画像付で解説します。
現在、両者一歩も引かずの大揉め真っ最中ということもあり、今後ACFとSCFのどちらを使った方がよいか結論は出ていません。ACFに戻すかどうかは、ご自身で慎重に判断してくださいね。
ACFプラグインがSCFプラグインに!?
私の管理しているサイトでAdvanced Custom Fieldsプラグインを自動更新設定にしていたところ、プラグイン名が急に変わってしまいました
Acvanced Custom Fieldsが…
Secure Custom Fieldsに!
作者がWP EngineからWordPress.orgに変わっていますが、下図の通り有効インストール数や評価はACFのものをそのまま引き継いでいます。WordPress.orgのこの行動が乗っ取りではないかと、WordPress界隈で問題となっているのです。
該当サイトではWP Engineが開発したACFに戻すことにしました。
次の手順で簡単に戻すことができましたので、Advanced Custom Fieldsを使い続けたい方は試してみてください。
ACFへの戻し方
SCFになってしまったサイトで、ACFへの戻し方を解説します。
有料版のACF Proを使用している場合は下記手順は不要で、何もせずにACF Proを使い続けられるそうです
または
ACFプラグインのzipファイルがダウンロードされます。
↓
SCF(Secure Custom Fields)がインストールされていると、目的のフォルダーはすでに存在していますというメッセージが表示されますが、置き換えるを選択します。
ちなみにこの状態だと、同じディレクトリ構造のためWordPressはSCF (Secure Custom Fields)がインストールされていると認識するようで、SCFを追加でインストールすることはできません。
まとめ:プラグイン戻すのは簡単だけど、問題はまだまだ長引きそう…
ご自身の所有するWebサイトでACF (Advanced Custom Fields)を使っていたが急にSCFになってしまい戻したい方、委託先に慌てて問い合わせたところ、「ACFに戻した方がよいが対応はできない」と回答されてしまったあなた。
WordPressの管理画面にログインさえできれば作業は難しくありません。本記事を参考にチャレンジしてみてください。
開発者同士の揉め事で、利用者に影響が出てしまった今回の事態。どのように収束していくのでしょうか。
WordPress利用者の1人として目が離せません。
WordPress.orgとWP Engineの間で起こっている問題については、ウェブ職TVなかじさんの解説がわかりやすかったです
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