推測されにくく安全なパスワードは、インターネット利用時のセキュリティ対策としてとても重要です。

推測されにくく安全なパスワードってどうやって考えればいいのかしら



ぼくは名前と誕生日を組み合わせて、文字と数字のまざったパスワードを使ってるよ



名前と誕生日など、自分の情報を組み合わせて作ったパスワードは安全ではないですよ!
本記事では、安全なパスワードの作り方から管理方法まで、わかりやすく解説します。覚えやすくて安全性もあるパスワードを使用して、インターネットの脅威から身を守ってください。
パスワードの作り方に関する基礎知識


パスワードの管理は情報セキュリティの基本です。パスワードの作り方に関する基礎知識として、以下の2点を解説します。
- パスワードの重要性
- IDとパスワードの違い
パスワードの重要性
パスワードはオンライン接続時に、個人情報や大切なデータを守るための最初の防衛線です。パスワードが弱いと、悪意ある人がアカウントを乗っ取り、オンラインショッピングサイトや銀行口座、SNSアカウントなど、金銭的な被害が発生したり大切な情報に不正アクセスされたりするリスクが高まります。
適切なパスワード設定により、オンラインショッピングや銀行口座を安心して利用でき、SNSアカウントや機密情報も守れます。
IDとパスワードの違い
IDとパスワードは、どちらもオンラインサービスやシステムにアクセスする際に必要です。IDとパスワードの違いは、以下の表のとおりです。
項目 | ID | パスワード |
役割 | ユーザーを識別するための情報 | ユーザーを認証するための秘密の文字列 |
変更の可否 | 通常は変更できない | 定期的に変更できる |
他人との重複 | 他人と重複しないように設定される | システム上は他人と重複したパスワードの登録が可能 |
公開について | 他人に知られてもすぐにリスクとはならない | 他人に知られてはいけない |
単独用途の有無 | 単独では意味を持たない | 単独で機能する |
IDとパスワードの役割を理解して適切に管理することで、セキュリティが向上します。



セキュリティの観点から、他のサービスと同じパスワードや推測されやすいパスワードは使わないでください
安全なパスワードの作り方


安全なパスワードの作り方のポイントは、以下のとおりです。
- 覚えやすいフレーズに自分なりのルールを加える
- 大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる
- 長くて無意味な文字列を使う
覚えやすいフレーズに自分なりのルールを加える
覚えやすいフレーズに自分なりのルールを加えることで、安全で記憶しやすいパスワードが作れます。以下のアイデアを参考にしましょう。
- 好きな歌詞や名言を基にする
- 頭文字を使ってフレーズを作る
- 単語と単語の間に数字や記号を挿入する
- 母音を数字や記号に置き換える
- 単語の一部を反転させる
「私の好きな食べ物はりんごです」から、「Watashin0sukina!app1e」のようにパスワードの作成が可能です。



ローマ字そのままではなく、o(オー)を0(ゼロ)に、l(エル)を1(イチ)に変更しているのね。
自分にとって意味のある言葉を使うため、覚えやすくて他人には推測しにくいパスワードができます。



いくら覚えやすくても、個人情報や誕生日など簡単に推測できる情報は避けてね
大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる
大文字と小文字を混ぜたり数字を追加したりすると、パスワードの複雑さが高まって、第3者から推測されにくくなります。
記号を含めたり、文字を数字や記号に置き換えたりすることも有効です。ただし、覚えにくくなる可能性もあるため、自分なりのルールを決めておきましょう。
長くて無意味な文字列を使う
長くて無意味な文字列を使えば、第3者による推測や解読を回避できます。以下のようなパスワードの作り方がおすすめです。
- ランダムな文字、数字、記号を20文字以上組み合わせる
- パスワード生成ツールを利用する
- 辞書に載っていない無意味な単語や文字列を使用する
- 複数の言語を混ぜて使う
長くて無意味な文字列は覚えにくいですがが、個人的な意味を持たせることで記憶しやすくなります。ランダムな文字列の中に、自分だけがわかる合言葉を入れるなどの工夫もできます。
しかし、長くて無意味であっても複数のサービスで使い回してしまうと意味がありません。一番安心なのは、1Passwordなどのパスワード管理ツールを使用することです。
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推測されやすいパスワードの特徴


推測されやすいパスワードの特徴は以下のとおりです。
- 「123456」や「password」などの一般的な文字列
- 個人情報を使用した数字
- 短い文字数
- 連続した数字や文字(「abcd」や「1111」)
- キーボードの配列順の文字列
「123456」や「password」などの一般的な文字列
「123456」や「password」などの一般的な文字列は、パスワードとして使うべきではありません。
一般的な文字列は、悪人が使用するパスワード辞書に載っているため、短時間でパスワードが破られてしまいます。その結果、アカウントは危険にさらされるリスクが高いです。



推測されやすいパスワードは、あっという間に破られてしまうので避けてください。



避けるべき一般的な文字列は例えば以下のようなものよ
- 単純な数字や文字の並び
- よく使われる英単語
- デフォルトパスワード
- スポーツチーム名や有名人の名前
- 文字と数字の簡単な組み合わせ
- 同じ数字の繰り返し
安全なパスワードを作るには、複雑で予測しにくい文字列にする必要があります。長くて無意味な文字列や、複数の要素を組み合わせたパスワードを使用しましょう。
個人情報を使用した数字
個人情報を使用した数字は他人に推測されやすいため、パスワードへの利用は危険です。以下の情報を入れることは避けましょう。
- 生年月日
- 電話番号
- 郵便番号
- 社員番号
- 学籍番号
- 免許証番号
- パスポート番号
- クレジットカード番号
- 家族の誕生日
- 結婚記念日
- ペットの名前
- 住所の一部
- 車のナンバープレート
他の人に知られやすい情報や、SNSで簡単に見つけられる情報などの使用は避けてください。
短い文字数
パスワードの長さは安全性に大きく影響します。解読されやすい短いパスワードは避けましょう。8文字以上が望ましいですが、12文字以上にすればより安全です。パスワードは長いほど、解読されにくくなります。
連続した数字や文字(「abcd」や「1111」)
連続した数字や文字は推測されやすいため避けましょう。「abcd」や「1111」のような単純な並びは特に危険です。複数の要素を組み合わせることが安全なパスワード作成の基本です。
キーボードの配列順の文字列
キーボードの配列順の文字列も、簡単に推測されやすいパスワードの一種です。以下のような文字列が該当します。
- 「qwerty」
- 「asdfgh」
- 「zxcvbn」
- 「1qaz」
- 「2wsx」
キーボード上で隣り合う文字や同じ段の文字、縦に並ぶ文字などの文字列は避けてください。パスワード解析ツールにも容易に突破されやすくて危険です。
作ったパスワードを安全に管理する方法


作ったパスワードを安全に管理する方法を2つ紹介します。
- パスワードマネージャーを使用する
- 紙のメモを厳重に保管する
パスワード管理ツールを使用する
パスワード管理ツールとは、複雑なパスワードを自動生成し、暗号化されたデータベースに保存する機能を持つツールです。パスワード管理ツールの利用により、安全で効率的なパスワード管理が可能です。マスターパスワードやブラウザ連携自動入力などの便利な機能もあります。
セキュリティをさらに高めるために、パスワード管理ツールで二段階認証を利用することもおすすめです。代表的なパスワード管理ツールには、LastPassや1Password、Dashlaneなどがあります。
ウイルス対策ソフトにもパスワード管理ツールが含まれているものもあります。無料版と有料版や機能の違いなどがあるため、自分に合ったツールを選びましょう。
筆者せきゅりこが愛用しているのはソースネクスト社が販売している1Passwordです。パソコンとスマホで一元管理でき、パスワード以外にもクレジットカード情報などあらゆる情報を覚えていてくれるので、とても重宝しています。
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紙のメモを厳重に保管する
おすすめはしませんが、もしも紙のメモでパスワードを管理する場合は、金庫や鍵付きの引き出しなど、安全な場所に保管しましょう。自宅でも、見えにくく普段使わない場所に置くことを心がけてください。



ぼくは付箋に書いてパソコンに貼ってるよ



パソコンや机に貼るのは絶対にやめてくださいね
メモの書き方も工夫する必要があります。パスワードの一部だけを記録し、残りは暗記する方法が効果的です。他の人に見られるリスクを軽減するためには何のパスワードかわかりにくい形で記録方法もあります。定期的にメモを確認し、不要になったら適切に処分しましょう。その際もシュレッダーで細かく裁断するなど、盗み見されない工夫をしてください。
いざというときのために、家族や信頼できる人にメモの保管場所を伝えておくのも良い方法ですが、内容は教えないようにしてください。紙は紛失のリスクもありませうので、災害時のためにバックアップを別の安全な場所に保管することも検討しましょう。
パスワードの作り方に関する注意点


パスワードの作り方に関する注意点として、以下の3点を解説します。
- パスワードの使いまわしは避ける
- 定期的にパスワードを変更する
- パスワードを過信しない
パスワードの使いまわしは避ける
パスワードの使いまわしは避けましょう。同じパスワードを複数のサービスで使うと、1つのアカウントで漏洩した場合に他のアカウントも危険にさらされます。安全性を高めるに、サービスごとに異なるパスワードを設定することが大切です。
パスワードは一部だけの変更ではなく、完全に異なる内容にすることをおすすめします。特に重要度の高いアカウントには、固有のパスワードを使用してください。多くのパスワードを覚えるのは難しいため、パスワード管理ツールの使用をおすすめします。
定期的にパスワードを変更する
パスワードを定期的に変更することは、セキュリティ強化のために重要です。3〜6か月ごとに変更しましょう。定期的に変更すれば、不正アクセスを避けられます。万が一パスワードが漏洩した場合でも、被害を最小限に抑えることが可能です。
重要なアカウントは、頻度高く変更することをおすすめします。カレンダーにリマインダーを設定しておくと、変更時期を忘れにくくなります。変更したパスワードは、覚えやすい方法で記録しましょう。
パスワードを過信しない
パスワードは大切なセキュリティ対策の1つですが、十分ではありません。複雑なパスワードを設定しても、フィッシング詐欺などの人的要因によって、情報は漏れる可能性があります。ハッカーの技術も日々進化しているため、パスワードが解読されるリスクは常に存在します。
パスワード以外の対策も実施することが重要です。以下のような対策が効果的です。
- 二段階認証の利用
- ソフトウェアやOSの最新アップデート
- ウイルス対策ソフトの導入と更新
- 不審なリンクやメールの排除
複数の対策を組み合わせることで、より強固なセキュリティを確保できます。パスワードだけに頼らず、総合的なセキュリティ対策を心がけてください。
パスワードが漏洩したときの対処法


パスワードが漏洩したときは、迅速かつ適切な対応が重要です。以下の5つの対処法を解説します。
- パスワードをすぐに変更する
- 多要素認証(MFA)を有効にする
- アカウントの不審な動作を確認する
- パスワード管理ツールを活用する
- 必要に応じて警察や専門機関に相談する
パスワードをすぐに変更する
パスワードが漏洩した場合、すぐに変更することで、不正アクセスのリスクを最小限に抑えられます。新しいパスワードは、前回とは全く異なる内容に設定してください。同一のパスワードを複数のサイトやアプリで使用している場合は、すべてのパスワードを変更しましょう。
多要素認証(MFA)を有効にする
多要素認証(MFA)ではパスワードだけでなく、別の認証要素を加えることでセキュリティを向上できます。MFAではスマートフォンやトークン、整体認証を用いるケースが多いです。パスワードが第3者に知られた場合でも、他の要素がなければアカウントへアクセスできません。
多くのオンラインサービスでは、MFAの設定オプションを提供しており、設定手順は数分で完了します。MFAを有効にした後は、回復コードやバックアップ手段を設定しましょう。何か問題が発生した場合でも、アカウントを安全に回復できます。
アカウントの不審な動作を確認する
アカウントの安全性を確保するためには、不審な動作を早期に発見することが重要です。不審な動作の確認するには、ログイン履歴を見ます。通常と異なる地点や、時間帯からのアクセスがないかをチェックしましょう。
アカウントの最近のアクティビティの精査も欠かせません。予期しない変更やトランザクションが発生していないかを調べてください。メールアドレスや電話番号などの登録情報が、勝手に変更されていないかどうかも確認が必要です。
受信した警告メールやセキュリティ通知は注意深く読んでください。必要に応じて、アカウントの安全を守るための対策を講じましょう。
パスワード管理ツールを活用する
パスワード管理ツールを活用すれば、すべてのパスワードを一元管理して、セキュリティを一層強固にできます。ユーザーは一つのマスターパスワードを覚えるだけで良く、複雑なパスワードを覚える必要がありません。パスワードの使い回しや単純なパスワードの設定などのリスクを避けられます。
パスワードの定期的な変更を推奨するアラート機能がついている点も、セキュリティ対策に効果的です。もしパスワードが漏洩した場合でも、パスワード管理ツールを使えば迅速に対応できます。漏洩が疑われるパスワードはすぐに変更できるため、被害を最小限に抑えられます。
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必要に応じて警察や専門機関に相談する
犯罪に巻き込まれた場合や、身の危険を感じた場合は、警察や専門機関への迅速な報告が必要です。サイバー攻撃が疑われる場合は、警察のサイバー犯罪対策部門に相談しましょう。法的なサポートが必要なら、ネット犯罪に詳しい弁護士に相談する方法もあります。
まとめ:推測されにくいパスワードはセキュリティ対策の第一歩


推測されにくいパスワードの作成と管理は、インターネット利用時の基本的なセキュリティ対策です。
長く複雑な文字列を使い、個人情報や単純な単語は避け、定期的に変更しましょう。



パスワード管理用のソフトウェアを活用すれば複数の複雑なパスワードを安全に管理できます。
さらに、多要素認証を導入すればセキュリティをより強化できます。複数の対策を講じることで、個人情報を守り安心してオンラインサービスを利用しましょう。
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